夫婦関係

不妊症は子どもを授かった後も心に傷を残すのかもしれない

不妊治療はポジティブなもの?

えーーーとーーー

今日の内容はちょっとダークになるかも……。

「ちょっと」どころか「かなり」かな?(^^;;

あと、けっこう露骨というか、赤裸々なことになってしまうかもしれません。

でも、できるだけ暗くならないように、淡々と書いていけたらと思います。よろしくお願い致します。

僕は不妊症です

僕は子どもを授かれない体質です。いわゆる「男性不妊」というものなのですが、不妊治療専門の病院でそう言われたので、間違いはないと思います。

今、3才の娘がいますが、現代医学の力を借りて授かることができました。

いえ。妻の努力によって授かることができました。

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↑こちらの記事にも書いたのですが、男性に原因があったとしても、不妊治療のためにかかる負担は女性に行きます。
(あ。でも、男性の症状によっても変わるのかな? 僕の場合は「精子無力症」という「精子の数はあるけれど上手く泳げない」というものだったので、医学の力を授精を助けてもらうかたちでした。なので、男性側への負担はほとんどなかったのです)

当初、自分に原因があるとわからないときは、妻の責任にしようとしたり妻を責めたりもしました。ですので、そこは非常に反省をしています。

また、自分自身がそういう症状であることに、最初はやっぱり戸惑いました。それなりに落ち込みもしました(^^; でも、専門医の診断である以上、事実であることに変わりないので、それを受け入れようとしました。

そうやって、受け入れて過ごしてきたつもりでした。

不妊治療は実はポジティブなもの

おかげさまで、娘は3才になり、元気にすくすくと育ってくれています。本当に有り難いです。

あ。でも、いま僕がこうやって不妊治療について書いていることを、将来大きくなってから読んだら気分を悪くするかな?と少し心配したりしています。

でも、自分たちにとって、不妊治療に当たる中で素敵なお医者様に出会えたり、友人・知人からの応援ももらえたり、両親のバックアップもあったりで、沢山の人の温かさを感じることができました。いわば、娘は沢山の人のおかげで、生まれてきてくれたのだと思っています。

だから、不妊治療というのはネガティブなものではなく、「沢山の人の愛情によって子どもが生まれる」という意味で、とてもポジティブなものだと思うのです。

もちろんお金はかかりますし、女性の身体への負担もあるので、そこはやっぱり大変なんですけど、「子どもが生まれるって、本当にすごいことなんだ!」と実感することができたのです。

ですから、自分の不妊症のことをもポジティブに考えていた………………つもりでした。

もう一人子どもが欲しい?

個人的には「子どもはもう一人くらいいてくれたら嬉しいなー」と思っています。

けれど、僕にはそれを言う資格はありません。今までお伝えしたきたように授かれない体質なので(^^;;

いえ。そもそもの話として、もし不妊症じゃなかったとしても、言えません。妊娠・出産に大きな負担を背負うのは女性なわけで、その意思決定をするのは女性の側だと考えるからです。

ただ、自分の中で拭い去れない何かがありました。

かすかな希望にすがりたい

妻が時々、女性に月に一回訪れるものが周期どおりにやって来ないことがあります。僕たち夫婦の間では“女の子の日”と呼んでいますが、「あれ? 女の子の日がなかなか来なーい」ということがあるのです。

それは昔から結構起こることなので、全然珍しいことではありません。けれど、そんな状況になる度に、僕の中でかすかに湧き上がる想いがあります。

「もしかしたら、授かったかもしれない……!」

かすかな期待の感情とともに、こんな風に考えてしまうのです。

自分は不妊症だし、お医者さんからは「自然妊娠する確率はありません」とキッパリ言われていたので、そんなことは起こるはずはありません。

ですが、ほんのわずかでもいいから、新たな命を授かるかもしれない可能性を見出したいと思ってしまうのです。

自分が不妊だと認めたくない

「なるほどー。それだけ次のお子さんが欲しいんですね」と思われるかもしれません。

ですが、実は違うのです。

たしかに「子どもが欲しい」という気持ちはあります。家族が増えれば嬉しいし、娘にもまた違う可能性が拓けるかもしれません。けれど、僕の心の裏に隠されているのは、

「自分が不妊症だと認めたくない」

という感情なのです。

“立派な男”でいたい!

そう。僕は“健全な男”でいたいのです。子どもを授かれる立派な男でいたいのです。

「もしかしたら授かったかも」と思ってしまう心は、妻や子どものことを思ってではなく、完全に自分自身のエゴから発生しているものなのです。

というか“健全な男”とか“立派な男”とか言ってる時点で意味がわかりません。そもそもの定義がありません。

ですが、自分の中には、

  • 自分が不妊症だとは認めたくない!
  • 子どもを授かれる能力を持った男でありたい!
  • それが本来の男の姿だ!!

という感情が隠れていたのです。

ちっぽけな自分と向き合う

「うわ! 俺、小せえーーーーーーーーー!!」

と思ってしまいました。

こういった感情に気づいたのは、この記事を書く少し前ですが、そのときに「めっちゃ小せえーーーー!」と思ってしまったのです。

だって、そうではありませんか?

医学的にきちんと「あなたは授かれません」と言われているにも関わらず、有り難いことに娘をきちんと授かれて元気に育ってくれているにも関わらず、それ以上のものを求めてしまうなんて。

しかも、「もう一人子どもが欲しい」と考えるのは、「自分自身のプライドを満たすため」という動機なのですから。

自分がアホらしくも感じ、また可愛くも感じました。

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ちっぽけな感情を受け入れる

でも、だからといって、こんな小さい自分を否定するつもりはありません。

「子どもを授かれる自分でいたい」「不妊症とは認めたくない」という感情は、現在の自分から自然に湧き上がっているものであり、それを否定すると無理が生じてしまいますから。あくまでも、「そういう自分なのね」と客観視するだけです。

ただ、「もう一人、子どもが欲しいなー」と妻に言うことは辞めようと思います。

「自分のプライドのために、子どもをもう一人!」というのは、完全に僕のエゴですし、仮に授かれたとしても、その子のためにも妻のためにもならないですから。

あくまでも、「僕は不妊症であることを認めたくない」ということを、素直に受け入れればいいだけなのです。

もし女性の立場だったら?

こうやって書いてきて、ふと考えました。

「これって、もし立場が逆だったら、どう感じるのだろうか?」ということを。

つまり、もし僕が女性に生まれていて不妊症だったとしたら、どういう気持ちになっていたか?ということです。

あくまでも想像でしかないですが、今の僕以上に遥かに辛かったのではないかと思います。

男性以上に辛いのでは……?

総じて、女性の方が「子どもを授かりたい」「子どもを育てたい」という感情とされますから、それが叶わないというのは大きな悲しみになると思います。

また、一人目を授かって育てていて、「二人目が欲しい」となったときにも辛く感じるでしょう。自分自身に幻滅したり、責めてしまうかもしれません。

あるいは、今回の僕のように「自分が不妊だとは認めたくない!」と考えるかもしれません。周りから「もう一人つくらないの?」などと言われ、プレッシャーがかかれば尚更です。

的外れなことを言っていたら本当に申し訳ないのですが、少しそんな風に想像を巡らせたのです。

心の深いところの傷を癒やす

何にしても「子どもを授かれない」という現実は、女性であっても男性であっても、受け入れがたいものなのかもしれません。

僕自身はもう長いこと受け入れたつもりでいたのに、今回、全然受け入れていなかったことに気づきましたから。

きっと「次世代の子どもを育てる」というのは、生物としての本能に深く根ざしたものであり、「それができない」というのは、かなり大きく深い傷を心の底に負うことになるのでしょう。

自分自身の感情を見つめながら、そんな風に気づきました。

ですので、無理に不妊症であることを受け入れようとはせずに、傷ついている自分をゆっくりと癒やしていこうと思います。

また、もし周りに不妊である人に出会ったなら、その人にはもっと優しく温かく接するようにしたいと思います。

上手くまとまらない内容で、根拠のない感情論になってしまいましたが、子どもを授かれない体質である人の気持ちを少しでもお伝えできれば幸いです。

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つじばやし@農マドワーカー
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「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

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