ライフスタイル

時代に合わせた変化を!資産家や旧家が本当に守るべきものとは?

旧家・資産家が大切にすべきものとは?
  • 時代の流れに合わせて新たなものを取り入れる
  • けれど、古くから続く大切なものは無くしてはいけない

こう考えています。

こんにちは! 「農マドワーカー」の辻林です(^^)

昨日の投稿では、「これからの資産家・旧家は、新しい変化を起こしていけない」ということを書かせていただきました。

僕は400年続く旧家の跡取りです
好きなことをやってはダメ!?旧家の跡継ぎが見つけた新時代の生き方とは?僕の家は400年続く旧家です。 記録によれば、江戸時代が始まる直前、1600年ごろ、大阪の郊外のこの地に居を構えたとされています。...

かなり僕の個人的な事情まで踏み込んでしまいましたし、「資産家」とか「地主」とか「旧家」と呼ばれる人たちが、果たしてこのブログを見に来てくれるのかは、はなはだ疑問ではありますが(^^; それでも、自分の本音を書かせていただきました。

そう。古くから続くものばかりにこだわって、新しい挑戦をしないのはダメなのです。そして、それが個人の個性や創造性を殺してはいけないのです。

これからの時代は、資産家や旧家こそが個性と創造性を発揮して、新たな変化を起こしていくべきだと思います!!

……って、ほぼ自分のために言ってるようなものなんですが、でも良いんです。僕はこうやって生きたいですもん!!

ただ、ここで注意しなければならないのは、「古いものを何でもかんでも否定しらいいのか?」というと、全然違います。むしろ、古いものは残すべきです。

もっと言うと、時代を越えても大切なものを見極め、それを核として新たな変化を起こしていくべきなのです。

今日は、この辺りのことに踏み込んでお話ししていきたいと思います!

家訓や歴史を振り返る

先ほど「時代を越えても大切なもの」とお伝えしましたが、具体的な例ではどんなものなのかというと、「理念」とか「家訓」とか「ポリシー」とか「志(こころざし)」といったものになります。

我が家は400年続く家なのですが、曽祖父がまとめてくれた家訓が残っています。
(本当は初代から伝わっているものが家訓とか理念なのだと思いますが、曽祖父が代々の記録と自身の人生を振り返って整理したものです)

要するに、

  • 自分の家がどんな考えや想いの元に生まれたものなのか?
  • 長い年月の中で何を大切にして来たのか?

がわかるものです。

ちなみに、我が家の家訓は一言でまとめてしまうと「富郷裕民」です。「郷里(地元)を富ませ、人々を豊かさとゆとりをもたらす」というのが、我が家の400年の役割なのでした。

で。こういった「家訓」や「理念」は、どんな時代であっても大切にすべきだと僕は考えています。何故ならば、この「家訓」や「理念」があったからこそ、その家は長年存続することができ、財産を築くことができたからです。

つまり、現時点で旧家・資産家が持つ財産や名誉の“根っこ”になっているもの、ということですね。

この「家訓」や「理念」は、時代を越えても通用するものであり、決して無くしてはいけないものだと僕は考えています。

もし家訓が伝わっていない場合は、そのお家の歴史を遡るのが良いと思います。家系図であったり過去の記録であったり、あるいは地元の人たちに話を聞いたりして、過去の経緯がどんなものだったのかを知るのです。そういった過去のエピソードの中から、

  • 自分の先祖はどんな気持ちで生きていたのか?
  • 何を大切にしていたのか?

を汲み取っていくわけです。

「家訓」や「理念」を元に新しい変化を起こす

「ん? でも、それじゃあ新しい変化にならないじゃん!」

「家訓って古臭いなぁ……。そんなものこそ捨てるべきやん」

と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってくださいね。

実は「家訓」や「理念」を大切にするからこそ、新しい変化を起こせるんです。

これを説明するために、少し実例を上げながらお話しさせてください。

創業時の理念を失わない西川産業さん

これは伝え聞いた話なのですが(でも、ちゃんとセミナーで聞いた話ですが)……

西川産業という有名な企業があります。布団やベッドなど寝具を製造・販売されているメーカーさんですね。創業は1566年、江戸時代よりさらに前から続く、いわゆる「老舗」です。

で。この西川産業さん、元々はどんな事業をしていたかというと、蚊帳(かや)の販売をしていたそうです(こちらの公式ページにも書かれています)。

当時の江戸には蚊がすごく多かったらしく、みんな寝るときに悩まされていました。だから、蚊を防ぐために蚊帳を使いたい。けれど、蚊帳を置くとめっちゃ暑い……。

そんな中で、当時の西川産業さんは、蚊帳を緑色に塗って売り出します。見た目が涼やかで爽やかになるようにしたわけです。そして、そのオリジナル蚊帳がヒットし、商売が大きくなっていくことになります。

この「蚊帳」が、西川産業さんの原点だと言えるでしょう。

ですが、現代ではどうでしょうか? 西川産業さんは今でも蚊帳を販売しているでしょうか? 全然違いますよね。


今では、↑こんな風におしゃれなマットレスを販売されたりしています。蚊帳は見る影もありません。

じゃあ、西川産業さんは、創業当時の志(こころざし)を捨て去ったのか? 代々続いてきたものを捨て去ったのか? と言うと、決してそうではありません。

先ほどの蚊帳のエピソードを振り返ると、当時の西川さんは、新たな蚊帳を売り出すことで、人々に「快適な眠りを提供していた」ことになります。そして、現代において最新技術のマットレスを売り出すことも「快適な眠りを提供するため」です。

そう。創業当時に大切にしていたものが、今でも続いているのです。

現に、西川産業さんのホームページを見ると、「眠りのレシピ」だったり、「快眠セミナー」「快眠コンサルティング」といったものも提供されています。つまり、「快適な眠りを提供する」ということが核にあって、そこから商品やサービスが生まれているわけです。

確かに創業当時に売られていた「蚊帳」ではなくなってしまいました。ですが、根底に流れる「理念」や「志(こころざし)」は、これを見る限り変わっていません。蚊帳を販売していた頃と同じように、「快適な眠りを提供するため」に今ではベッドや布団、そして最新技術のマットレスを販売されているんです。

本当に大切なものは目に見えない

いかがでしょうか? 西川産業さんの事例を見ると、目に見える「商品」としては創業当時と現代では全く形が変わってしまいました。ですが、根底に流れるものは、昔から変わっていないのです。

僕がお伝えしたいのは、こういうことです。

  • 代々の先祖が伝えてくれた「理念」や「志(こころざし)」「家訓」といったものは、いつまでも大切にしていく
  • けれど、実際のモノや方法は、時代に合わせて変化させていく

これが、旧家や資産家、地主といった人たちが取っていくべき姿だと思っています。

よく「先祖からの財産を守るべきだ」「家の建物と敷地は存続させるべきだ」「そうやって代々続くものを残すのが良いんだ」ということを聞きますが、僕は違うと思います。

なぜならば、財産(預貯金や不動産、株式など)も、家の敷地も建物も、結局は「理念」や「志(こころざし)」から派生しただけのものであって、本当の“核”や“根っこ”の部分ではないからです。結局、お金とか株とか土地とか建物とかといった形あるものは、本来残すべきものではないのです。

それよりも、守るべきは代々続いてきた「理念」や「志」や「家訓」。そういった目に見えないものこそを、次へ伝えていくべきだと思います。

月並みな言葉になってしまいますが、本当に大切なものは目に見えないのです。

代々続く資産家や旧家は、そこを大切に守るべきだと思います。そして、西川産業さんの事例からもわかるように、実際の形や方法は時代に合わせて変えるべきなのです。

古き良きものを守るためにこそ新たな変化を

  • 時代の流れに合わせて新たなものを取り入れる
  • けれど、古くから続く大切なものは無くしてはいけない

冒頭でお伝えしたこの言葉の理由は、以上の通りとなります。

いえ。もしかしたら、代々続く大切なものを守るためにこそ、新しい変化が必要なのかもしれません。古いものを守りたくても、旧来のカタチやモノや方法ばかりに囚われていては、時代の変化に飲み込まれてしまいますから。

先ほど、我が家の家訓は「富郷裕民」とお伝えしました。わかりやすく言えば、「地域に貢献すべし」ということなのです。その精神のもと以前の我が家は、地元で製造業や銀行業、山林業や農業などなどを営ませていただいていました。そうやって、僕のご先祖様は、郷里が富むようにし、人々に豊かさとゆとりを提供しようとしていたのだと思います。

ですが、時代は変わりました。昔のままの事業をそのままやっていいとは限りません。むしろ、旧来の形を残そうとすれば、逆効果になる恐れだってあります。

そして、今は大きな時代の変わり目です。この時節だからこそ、変わらなければならないと思っています。

代々の目に見えない「理念」や「志」を守りつつ、目に見える形は変えていく。それが必要なタイミングなのです。

じゃあ、これからの時代に合った「地域貢献」(富郷裕民)の形ってどんなものなのか? それは次回にお話しできればと思います(^-^)

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

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