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人に情報を伝える秘訣とは?「伝わらないこと」を前提にしよう!

伝わらないことを前提に!

「できるだけ丁寧に伝えても、伝わらないものなのだなぁ……」

そのことを痛感しています。

これは仕事でもプライベートでも、自分が伝えたいことって5%くらいが伝われば御の字なのだな、と。

今まで伝えるための努力を散々してきたのですが、「全然伝わっていない」とわかる出来事がありました。

それが、最近立て続けに起こりました。

だから、ある大きな結論にたどり着いたのです。

「ああ、そっか。誰かに何かを伝える時は“伝わらないこと”を前提にすればいいんだ」

……と。

“伝えること”を仕事にしています

ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のつじばやしです。大阪の郊外で自然農法の田んぼをしながら、インターネット関連の仕事をしています。

「農業とネットって真逆ですね」と言われることが多いのですが、実は共通する部分があります。

それは、“伝えること”です。

僕は農薬や肥料を使わず自然の力だけでお米を育てる、いわゆる“こだわり”の農業をしています。

けれど、その“こだわり”って、栽培して販売しているだけでは伝わりません。しっかりと言葉で表現して、お客様に情報を伝える必要があります。

また、インターネット関連の仕事では、ホームページやブログを作成させていただいたり、その後の運営をお手伝いするのですが、ホームページやブログって「誰かに何かを“伝える”」ためのものです。

つまり、農業でもネットでも、僕は情報を“伝える”仕事をさせていただいているわけです。

“伝える”ための努力をしてきたけれど

だから今まで、“伝えること”について沢山の努力をしていました。

  • できるだけわかりやすい文章を書く訓練をしたり
  • 人の目を引く写真の撮り方を勉強したり
  • より楽しんでもらうためにイラストを描いたり

という風に、試行錯誤を繰り返して来たのです。

いえ。もともとは幼い頃から口下手で、自分を表現することが苦手だったため、それを克服するために膨大な努力をしてきました。

「辻林の言っていることはよくわからない」
「もっとわかりやすく言えよ」
「ぜんぜん意味が伝わっていないよ」

そんなことを言われ、悔しい想いをしながら、それでもそこを乗り越えたくて頑張って来ました。

だから、30代になってからは

「辻林さんの文章はわかりやすいですね」
「スルスルと読むことができます」
「写真もキレイだし、イラストも可愛いです」

といったお声をいただけるようになりました。

「長年の努力がようやく報われるようになったのかな?」と思うようになりました。

けれど、最近になって、「やっぱり全然伝わってなかった」ということがわかったのです……。

“伝える”側ではなく“伝えられる”側の問題

あ。でも、これは僕の努力や技術がどうのこうのという話ではありません。

伝える以前の前提というか……人間のもともと持っている特性がそうさせるのだと気づきました。

どういうことかというと、

  • 人間は、自分の興味のあることしか理解しようとしない
  • 人間は、自分の予備知識のある情報しか理解することができない

ということです。

そうなんです。こちらがどれだけ丁寧に情報を伝えようとしても、相手に興味がなければ、その情報は受け取ってもらえないのです。

また、こちらとしては簡単なことを伝えているつもりでも、相手が初めて触れる分野であれば、その情報は相手の脳には残らず、完全にすり抜けていってしまうのです。

最近そのことに気づき、かなり愕然としています……。

でも、これは“伝える”側に問題があるというよりも、“伝えられる”側(=受け手)に問題があるということなので、どうしようもありません。

興味や予備知識が無ければ伝わらない

いえ。「問題」というのは言い過ぎですね(^^;;

“伝えられる”側(=受け手)が悪いところは全く無く、故意にそうなったわけではありませんから。

  • 単に、その伝えられた情報に興味がなかっただけ
  • その情報を受け取る土台の知識が無かっただけ
    (=今まで誰にも教わる機会がなかっただけ)

なのですから。

そうやって興味や予備知識が無ければ、理解や関心を向けることができないのが人間なので、それは本当にどうしようもないわけです。

文章や画像といった“手段”をどれだけ工夫しても、興味や予備知識といった“土台”がなければ、伝わらないものは伝わらない。

そのことに、最近ようやく気づきました。

“伝わらないこと”を前提にする!

けれど、何もできないわけではありません。

“伝える”側としても出来ることはあります! それは、

“伝わらないこと”を前提にする

ということです。

「こちらがどれだけ工夫して丁寧に伝えても、相手に興味や予備知識がなければ伝わらない」ということを理解しておくわけです。

いえ。もっと言うと、

  • “伝わらないこと”を前提にし
  • かつ、相手に興味や予備知識がないことを前提にし
  • その上で、相手の興味を惹きつけられる工夫をし
  • 予備知識をフォローしながら伝える努力をする

ということになるでしょう。

“伝えられる”側の立場を尊重する

って、こんな風に書くと難しいことのように見えますが、シンプルに言うと、

“伝える”ときに、より相手の立場を尊重する

ということです。

別の言葉だと、「相手に過度な期待をしない」とも言えます。

伝えるときにアレコレ努力をすると、「相手に伝わって欲しい!」「きっと伝わるだろう!」と期待してしまいます。けれど、先ほどのとおり、伝わらないものは伝わらないのです。

“伝える”側がどれだけ頑張っても、「その情報をどのように受け取るか?」は相手の自由です。“伝える”側がコントロールできる領域ではないわけなのです。

むしろ、「どのように受け取るか」は“伝えられる”側(受け手)にお任せする部分です。

もちろん、興味を惹きつけたり前提知識をフォローする工夫はできますが、それもあくまでもこちらの問題であって、相手をコントロールできるわけではありません。

だから、ある意味、

  • “伝わらないこと”を前提にしつつ
  • できる限り、丁寧に“伝える”努力をし
  • その上で、あとは相手の自由だと手放す
    (=相手をコントロールしようとしない)

ということになります。

まとめ

こんな風に、長年“伝える”技術を試行錯誤してきた僕ですが、ようやく

「どれだけ頑張っても、伝わらないものは伝わらないのだ」

と腑に落とすことができました。

もちろん“伝える”ための工夫と努力はするのですが、「“伝わらないこと”を前提にする」というのは重要だな、と。

最後に、ここまでのポイントを整理すると……

人に情報を伝える秘訣
  • 文章や画像などの“手段”をどれだけ工夫しても、相手の状態によっては伝わらない
  • そもそも、相手に興味や予備知識がなければ、理解してもらうことすらできない
  • だから、相手の立場に寄り添って、興味を引いたり予備知識をフォローしたりする工夫も必要
  • けれど、それをしても“伝わる”という保証はない
  • 伝えた情報を「どう受け取るか」は相手の自由
  • だから、“伝える”側でできる限りの努力と工夫をしても、“伝わること”を相手に期待しない
    (相手をコントロールしようとしない)

となります。

少しでもご参考になるところがあれば幸いです(^-^)

僕自身、これから「伝わらないこと」を前提に、“伝える”努力を積み重ねていこうと思います!

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

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