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『天空の城ラピュタ』が人気の理由とは?実は人生の秘密が隠されていた!

ラピュタが人気の理由とは?

娘が『天空の城ラピュタ』にハマりました。

先週、テレビで放送があったのですが、その録画を毎日のように観ているのです。

娘はまだ3歳。けれど、ラピュタのストーリーをちゃんと追って、時々、「ラピュタごっこしようー」と家族に向かってセリフを喋ったりしています。

「なんでこんなに好きになるんだろう?」

そんなことを考えました。

「幼い子どもの心にも響く何かがあるのだろうか?」と。

僕自身もラピュタは子どものころから大好きなので、娘がハマるのも納得なのです。ですが、こんなに小さい時からハマってしまうとなると、きっと何か秘密があるはずなのです。

そうしていると、ある秘密が思い浮かんだのです。

人間の4つの成長ステージ

思い込んだ“秘密”とは、人間が成長するときの4つのステージです。

僕は以前、とあるビジネス講座を学んでいました。「ビジネス」と言っても、その講座は人の心のあり方をとても大事するもので、その中で「人間には4つのステージがある」という話があったのです。

4つのステージというのは……

  1. 生活に追われるステージ
    (日々の仕事だけで精一杯。できればラクに生きたい。お金もたくさん欲しい)
  2. 自分の夢を追うステージ
    (自分の好きなことや目標がある。その実現のために生きたい)
  3. 人に貢献するステージ
    (自分のためでなく、誰かの役に立ちたいと思う。人の喜びや笑顔が行動の源泉)
  4. 天命に生きるステージ
    (人のためを超えて、世界全体のために生きる。自分の仕事や活動が、まるで天から与えられた使命のように感じる)

というもの。

詳しく書くとここでは説明できないのですが、人が人生を生きていると、大まかにこの4つの段階を経て成長していくと言われます。しかも、それは年齢は関係なく、あくまで自分の心次第。年齢が低くても早く成長する人もいるし、どれだけ歳を重ねても成長しない人もいるのです。

つまり、どんな年齢においても、この4つのステージを人間は上がったり下がったりするわけです。

そして今回、僕がラピュタを観ていると、主人公パズーがこの4つのステージを行ったり来たりしていることに気づきました。

「そうか! だから、どんな年齢の人にもラピュタは人気なんだ!」

とわかったのです。

主人公パズーの成長

では、『天空の城ラピュタ』の中で主人公パズーはどんな成長をしているのでしょうか? ストーリーを追いながら見ていきたいと思います。

「2.自分の夢を追うステージ」からスタート

先ほどの「4つの成長ステージ」は、この「生活に追われるステージ」から始まりました。ですが、『ラピュタ』のスタート時点では、パズーは既にこの段階を超えています。

パズーには以前から「空に浮かぶラピュタを見つけたい!」という夢がありました。そのために、自作の飛行機を作ったり、ラピュタに関する資料を集めていました。この時点で、明確な自身の夢を持ち、そのために生きていたと言えます。

また、仕事の環境においても、親方たちとの人間関係は良好で、自身の仕事にもやりがいを感じています。地下鉱山から帰ってくる人たちのエレベーターを操作するのは初めてでしたが、そこに意気込みや喜びが見て取れます。

①の「生活に追われるステージ」だと、仕事にやりがいも喜びも感じず、

  • できるだけラクをしたい
  • それでもお金だけは欲しい

という心理状態になるので、スタート時のパズーは②の「夢を追うステージ」だと見るのが自然なのです。

「1.生活に追われるステージ」に一旦落ちる

ですが、そんなパズーも①のステージに落ちてしまいます。その場面は、シータと共に軍隊に捕らえられ、シータに別れを告げられた後です。

それまでのパズーは、空から降りて来たシータとの出会いに夢を膨らませ、襲ってくる海賊の脅威も振り切り、どんどん前へ進んでいました。しかも、自分の夢であるラピュタの手がかりも見つかっていきます。

  • 自分の憧れである天空から降りて来た少女との出会い
    (しかも、かわいい)
  • 自分が以前から目指していた夢へ近づく感覚

邪魔を存在がありつつも、パズーの中では喜びやワクワクは大きくなり、「自分の夢を追うステージ」を一気に駆け上がって行ったと言えます。

ですが、その喜びや夢は一気に打ち砕かれます。

軍隊に捕らえられた後、シータはパズーに別れを告げます。ラピュタの夢を追うことからも手を引けと言われます。いわば、今まで夢のために頑張って来た自分が全て否定されてしまうのです。

その後、軍隊から自分の家へ帰って行くのですが、この時のパズーのステージは「1.生活に追われるステージ」に落ちています。夢への意欲もシータを守る気概も無くし、しかも、軍隊からもらった金貨を捨てようとするのに、再びポケットに戻しています。

ここで一時的に、ステージが落ちる描写がなされているのです。

これは現実にもよく起こることですよね。自分の夢が上手くいきかけた時に、思わぬ障害が立ちはだかって、夢が打ち砕かれてしまうということ……。ここを乗り越えられるかが現実の人生でも重要なポイントになるのですが、ラピュタでは短い時間の中でこれを表現しています。ここは本当に秀逸だなー、と思うのです。

「3.人に貢献するステージ」への覚醒

けれど、一旦ステージが落ちた後、パズーは一気に③の「人に貢献するステージ」に進みます。

落ち込んで帰宅するとドーラ海賊団に自宅を占領されており、そこで喝を入れられます。シータと別れ、しかも金貨をもらって帰って来たことがバレて、「それでもお前、男かい?」という言葉を浴びせられるのです。

ですが、それによってパズーは大切なことに気づきます。

「シータを助けたい」

もはや自分の夢でもなく生活でもなく、ただ「大切な人のためになりたい」という強い気持ちでした。その気持ちに気づき、ドーラたちとの同行を懇願します。ドーラ海賊団はシータと飛行石の奪還を目指しており、それへの協力を願い出たのでした。

「二度とここへは戻れなくなるよ?」

そんなドーラの問い。海賊団に同行するということは、今までの自分の仕事や家を捨てることでもあり、追い続けて来た夢を捨てることでもあります。

けれど、パズーはそういった今までの人生で築き上げて来たものを全て捨て去り、ドーラたちと共に旅立つのです。「自己を超越して、誰かのために生きる」そのことにパズーが覚醒した瞬間でした。

③の「人に貢献するステージ」で誤解しやすいのが、「自己を犠牲にしてでも他人に貢献する」と思ってしまいがちなこと。本当はそうではなく、①と②を踏まえた上で③に到達するので、自分のことを全て犠牲にするわけではありません。

ラピュタにおいても、自分の夢や生活は捨てたかに見えましたが、他人(シータやドーラ一家)に貢献しようとすることで、「ラピュタへ向かう」という自分の夢にも近づいています。いわば、人を応援することで自分のことも応援され、人生が加速するステージなのです。

「4.天命に生きるステージ」でのバルス

その後、シータを無事に救出し、ドーラの海賊船に乗り込んだパズーは、遂にラピュタにたどり着きます。自分だけで夢を追っていた頃には叶わなかったものが、人に貢献するステージになると一気に実現へ向かうという描写はとても興味深いです。
(しかも、この時点では、パズーは「ラピュタへ行く」という夢への執着が消えているのもポイントです。こだわりがなくなった方が夢が叶いやすくなるというのは、現実でもよく言われることですね)

そして、ラピュタの中心部にたどり着き、実はラピュタが恐ろしい破壊力を秘めていることを知ります。また、それを自らの欲望のために操ろうとするムスカとも対峙します。

そんな状況でパズーが取った選択は、ラピュタの破壊でした。ムスカに捕らえられていたシータを救出し、共に滅びの呪文「バルス」を唱えたのです。

そこにどういう心理があったのかは明確に描かれてはいませんが、

  • ラピュタが世界に悪影響を与えること
  • ラピュタを作った人たちも実は幸せではなかったこと
  • ラピュタによって大切なシータが運命を翻弄されていたこと

などなどを踏まえた上で、「ラピュタは無い方がいい」と判断したのでしょう。

ラピュタは、それまでのパズーにとって夢の象徴であり、大切なシータとの出会いを生んでくれたものでもあり、仲間であるドーラたちが追い求めていたものでもあります。それを「壊す」というのは、自己も他人をも超えて「世界全体のため」という視点での選択だったと言えます。

しかも、ラピュタの内部にいながら滅びの呪文を唱えるというのは、自分たちの命をも犠牲にすることを意味します。それだけの覚悟を持って、パズーたちは「バルス」を唱えたのです。

④の「天命に生きるステージ」を体現している瞬間です。

けれど、最後にはパズーたち自身は死ぬことなく、ラピュタから無事に脱出することに成功します。これは、ラピュタに生えていた木の根っこがパズーたちを守ったからで、これは「世界のために命をかけた者を、世界が守った」という風にも見ることができます。

とても興味深いのは、悪役であるムスカとの対比です。ムスカは一貫して、自分の野望のためにラピュタを目指し、ラピュタにたどり着いてからも自らの欲望のために使おうとしています。いわば②の「自分の夢を追うステージ」なのです。もしかしたら、欲望のままに生きる①のステージかもしれません。

社会的な地位が高くお金も沢山持っているムスカですが、「人生の成長」という視点から見ると、とっても低いステージの人間だと言えるのです。

現実にも社会的な地位やお金がありながら、自分のワガママばかりを主張する人がいます。そういった人に出会ったなら、「あー。この人はムスカと同じなんだー」という風に考えてみるといいかもしれません。相手の滅びを願うのは良くないですが、ちょっぴり付き合いやすくなるでしょう♪

ラピュタを現実の人生と重ねる

こんな風に見ていくと、『天空の城ラピュタ』のストーリーは、人間の成長ステージをわかりやすく描いていると言えます。しかも、成長ステージを単に上がるだけではなく、時に下がる場面も描かれているので、人の共感を生みやすいのです。

人生には上手くいくときもあれば、上手くいかないときもあります。いえ、上手くいかない時の方が多いでしょう。特に、何かが上手くいきかけたときに困難や挫折が訪れるというのは、誰もが経験することなのではないでしょうか。

そういった挫折や困難を乗り越えて、しかも自己を超越していくパズーの姿に、人々は心を打たれ自分の人生を重ねる……。そういったことが大人にも子どもにも起こるので、長年に渡って愛され続けている。

それが、ラピュタの人気の秘密だと言えるのです。

人生での困難を乗り越えるヒント

そして、ラピュタが示してくれているのは、人生での苦難を乗り越える具体的なヒントです。

先ほど、パズーが落ち込んで①のステージに下がったあと、一気に③の「人に貢献するステージ」に駆け上がったことをお話ししましたが、ここに大きなポイントがあります。

このときにパズーは大きな変化を起こしました。それは何かと言うと……

  • 自分の大切なもの(家、仕事、夢)を捨て去った
  • 今まで敵だと思っていた人たちに協力を求めた

という2点です。

いわば、今まで自分が執着していたモノや考えや人間関係を振りほどき、本当に大切なもの(=シータ)のためだけに思考と行動を切り替えたのです。

そうすることで一気にストーリーが加速します。シータを救出することはもちろん、強力な仲間(ドーラたち)ができて、結果的に自分の夢の実現にも近くことになりました。

実はここでは、ドーラたち自身は何も変化していません。けれど、パズーが自身の中の余計な執着やこだわりを捨て去ったことで、人間関係が完全に書き換わっています。そして、自分がドーラたちを応援する立場にもなり、自分の夢を応援してもらえる立場になったのです。

こんな風に、

  • 本当に大切なものを見つめ、自分の中の余計な執着や思考を転換する
  • 自分のためだけではなく、誰かのために貢献する意識を持つ

ということで、実は自分自身の人生が加速する流れを生むのです。

この意味でラピュタは、人生の困難にぶつかった時の処方箋を提供してくれていると言えます。

まとめ(パズーの生き様を見習おう!)

いかがだったでしょうか?

人生の成長ステージと重ねながらラピュタを考察してきましたが、一言で言うと

パズーの生き様を見習おう!!

ということです(^^)

僕が初めてラピュタを見たのは小学生の頃ですが、それから30年以上、ずっとずっと人気のアニメ映画になっています。それだけ人々の心を惹きつけるということは、年齢を超えてでも学べる何かが込められていることは確かです。

  • 人生の中で何か辛いことや苦しいことがあったときに、こういった作品を観てみる。
  • そして、主人公の生き様の中に、自分の現実を変えるためのヒントが隠れていないかを探す。

こうすることで、単なるアニメ作品が人生の道しるべとなってくれるでしょう。

あなたも『天空の城ラピュタ』を観ながら、登場人物たちの生き様から大切な何かを受け取ってくださいね!

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

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