いっぱいいっぱいになって、子どもに怒鳴ってしまいました。
なさけない・・・。
しかも、原因は単に「疲れて余裕が無くなってしまった」というものです。
いえ。“単に”というのは良くないかもしれません。
今までの子育てを振り返っても、「余裕がなくなる」「いっぱいいっぱいになる」というときに子どもに理不尽に怒ってしまうことが多かったですから。
だから、「子育てのときに余裕を保つ」ということが、何よりも大事なんだと思います。
子育てで余裕が無くなってしまいました
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」の辻林です。大阪の郊外で自然農法の田んぼをしながら、インターネット関連の仕事をしています。
ですが、今いっぱいいっぱいです。
昨日の記事では「仕事が一段落して落ち着きました」と書いたのですが、早くも余裕が無くなってしまいましたorz
一番の理由は、子育てです。
子育てで消耗してしまった男
現在、我が家には4才の娘がいます。
普段は幼稚園に通っているのですが、先日 足をケガしてしまい……しかも、けっこう派手に階段を踏み外したらしく、「足にヒビが入っているかもしれない」と病院で言われました。
結果、3週間ギプスをつける生活になっています。
そして、そのため幼稚園に行けず……。
いえ。一昨日から登園の許可が出たのですが、運動がメインの曜日はお休みの指示が出ていて、昨日はその“お休みの日”だったのです。
なので、一日中 僕と一緒にいました。
(あ。妻とも一緒に暮らしていますが、現在 仕事の関係で海外に出張しており、一週間後に帰って来ます)
すると、僕の心と体は予想外に消耗してしまったのです……。
いま足が不自由なので更に大変
いえ。一応の弁解をさせていただくと、普通の状態であれば、そこまで消耗しなかったと思います。
ですが、「足にギプスをはめている」という状態だと、
- どこかに遊びに行くこともできず
(公園とかプレイスペースとかで走り回れない) - 買い物に行っても、抱っこかベビーカー
- トイレなども毎回の補助が必要
(しかも、もう4才で体重が重いから、けっこう大変)
という状態にならざるをえず、こちらの負担がどうしても大きくなるのです。
こうやって娘と二人で過ごすのは慣れたつもりだったのですが、足が不自由な状態なのは初めてなので、かなり疲れてしまったのでした。
「おとうさん」と話しかけられて苦痛
でも、これは娘にとっても同じで、思うように身体を動かせないのはストレスです。
遊びたくても遊べません。
なので、そのエネルギーの発散を別の方法で行おうとします。
彼女の場合、エネルギーの発散方法は“おしゃべり”です。
もともと言葉を話すことが大好きなのですが、ギプスをはめた今はさらにヒートアップして、事あるごとに話しかけて来ます。
「おとうさん、これ見てーーーー!」
「おとうさん、あれナニーーーー?」
「おとうさん、わたしはね、〇〇なんだよー」
「おとうさん、この前のプリキュアはね……」
「おとうさん」
「おとうさん」
「おとうさーーん」
もちろん、こうやって話しかけてもらえるのは嬉しいです。大きくなったら「お父さん」と呼んでもらえなくなる時期があるでしょうから、とても幸せなことだと思います。
ですが、こんなにも「おとうさん」「おとうさん」言われると、こっちもツラくなります(T-T)
しかも、僕は家で仕事をしているので、そこで名前を呼ばれると、意識が完全に持って行かれるのです……。
子どもに呼ばれる度にエネルギーを消費
これは男性によくあることかもしれません。
一般的に男性の脳は一つのことに集中するのが得意で、他のことを同時並行で考えるのが苦手です。
(一説には、狩りをするためにこういう性質ができたと言われていますね)
なので、仕事に集中しているときに「おとうさん!」と声をかけられると、途端に集中が切れて、脳の活動がストップしてしまうのです。
イメージで言うと、高速道路を順調に走っていたのに急ブレーキをかけるような感じです。
もちろん、一度止まっても再び走り出せばいいので、最初の何回かは特に問題はありません。ですが、何回も繰り返されると、エネルギーがかなり消耗してしまいます。
しかも、昨日は娘を病院に連れて出かける用事があったので、車を運転している最中にも同じことが起こり、
「運転に集中できへんやろーー!?」
となってしまうことがありました。
そんなわけで、娘に話しかけられる度にエネルギーを消耗し、余裕が完全になくなってしまったのでした。
余裕が無くなって怒ってしまった
結果、余裕がなくなったところに、更に「おとうさん」と呼ばれたり、トイレの補助をしたりしなければならず、
「もういい加減にして!(T0T)」
と怒ってしまったのでした。
でも、子どもの視点からすると、理不尽以外の何物でもないので、本当に申し訳ないことをしたな……と反省しています。
じゃあ、「どうすればよかったのか?」を少し考えてみました。
余裕をつくる方法とは?
まだ頭で考えただけで実践してはいないのですが、
- 自分の気持ちや状況を事前に伝える
- 親の気持ちややりたいことも大事にする
ということになるかと思います。
自分の気持ちや状況を事前に伝える
「自分の気持ちを事前に伝える」というのは、
「今は話しかけてほしくない」
「運転に集中しているから声をかけないで」
ということを伝えたり
「トイレの補助しんどいよーーー」
「ちょっと休憩させてーーーー」
と素直に気持ちを話す、ということですね。
子どもと接していると、「子どもに喜んでもらえるように」「親に気を遣わせないように」となりがちですが、逆にそれでこちらのエネルギーが消耗してしまいます。
そして、エネルギーが消耗して怒ってしまえば本末転倒……。
ですから、子どもに対して変に気を遣わずに、自分の気持ちや状況を素直に伝えるほうが、逆にメリットがあるのではないか、と思ったのです。
自分の気持ちややりたいことも大事にする
そして、「自分の気持ちややりたいことも大事にする」というも、これと関連しています。
昨日は、晩ごはんを外食したのですが、子どもが「行きたい」と言ったお店へ行きました。
ですが、そのお店に、僕は昨日行きたくなかったのです……。
結果、そのお店で食べたことがイライラに繋がってしまい、後になって怒りが爆発してしまったのでした。
ですので、
「自分はあのお店に行きたくない」
「こっちのお店のご飯が食べたい」
と言っておけば、何か違ったかな、と。
「子どもの気持ちが大事だから」「子どもの喜ぶように行動せねば」と思って、子どもの行きたいお店へ行ってしまったのですが、それがかえってアダになりました(^^;;
ですので、「親の希望を押し通す」まではいかなくても、せめて「自分のやりたいことを伝える」「自分の素直な気持ちを話す」ということをするほうがよかった、と思うのです。
親である自分の気持ちも大切に
……と、こんな風にすることで、子育てのときの余裕をいくらか保てるのではないかと思います。
まとめると、
子どもも大事だけど、親である自分の気持ちも大事にする
ということですね。
決して自分の気持ちや身体を犠牲にしてはいけないと思います。
そうやって無理に負担をかけてしまうと、後になって子どもに怒ってしまったり、良からぬ結果になるので(^^;;
たとえ親であったとしても……いえ、親であるからこそ自分自身を大事にして、子育てのときに余裕を持ちたい、と思うのです。