子どもとオモチャ屋さんへやって来ました。
今日からプリキュアの新シリーズが始まり、「オモチャ屋さんでDVDをプレゼント!」というキャンペーンがあったからです。
ですが、店員さんに聞いたところ、DVDは無いとのこと。開店10分くらいで、全て配布されてしまったのだとか。
楽しみにしていた娘はガッカリです。
けれど、そこから切り替えが速いのが子どものスゴイところ。
プリキュアではなく、他のキャラクターのオモチャサンプルでさっそく遊び始めておりました。
んでもって、いったん遊び始めたら、その時間の長いこと。
「どんだけ集中力続くねん?!」
という感じです。
しかも、そのオモチャって、もう2年前くらいから好きで、オモチャ屋さんに来るたびに遊んでるものです。
「どんだけ好きやねん?!」
という感じです。
そのオモチャは何回か「買おうか?」と言ったことがあるのですが、要らないのだそう。
どうやら、子どもの様子を見ていると、継続的に「ずっと好き」というよりも、お店でそのオモチャに出会うたびに好きになっているようです。
つまり、その瞬間瞬間にオモチャのことを好きになり、その「好き」という気持ちに素直になってオモチャで遊んでいる、ということです。
そして、こういう姿を見ていると、自分の姿勢を反省させられます。
「こんなにも夢中になれるものがあるやろか?」と。
こんな風に
純粋に「これが好き!」「夢中になる!」「時が経つのを忘れる」という心が本当に素晴らしい
と感じます。
わたくし38歳という年齢になって、日々の仕事やアレコレに取り組んでいますと、自分の「好き」という気持ちよりも、他のことを考えてしまいます。
- 「これに取り組むのっていいことなのかな?」
- 「人に何て言われるかな?」
- 「これをやっても、お金にならないしな」
- 「何か意味やメリットがあるだろうか?」
- 「自分には合わないかもしれない」
- 「頑張っても無駄になるかもしれない」
などなどと。
こうやって書き出してみると、「そんな余計なこと考えずに、やりたいようにやればええやん!」と思うのですが、いざ何かに取り組むときは
- 社会的評価とか
- 費用対効果とか
- 意義や意味とか
- メリットデメリットとか
- 自分の人生の行き先とか
色々考えてしまいます。
そして結局、不完全燃焼になって、成果は出ず、充実感もないまま終わる。
そんなパターンばっかりです。
でも、子どもがオモチャ屋さんで遊ぶ様子を見ていると、そんな余計な考えはなく、その瞬間瞬間に真っ直ぐです。
そのとき目の前にあるものに、全力で夢中になってます。
「メリットデメリット」とか「社会的評価」とか「自分に合う合わないか」とか全く関係なしです。
そうやって、目の前のものに全力になって、自分の「好き」に素直になる姿は、本当に幸せそうだと思います。
今回は元々の目的だったプリキュアDVDを手に入れられませんでしたが、そこに執着せず、今目の前にあるもので自分を最大限に楽しませています。
ホント、子どもは天才ですね。
人生を楽しむ秘訣、幸せになる秘訣は、子どもの方がよく知っていると思います。
そんな姿に感動しながら、迷える大人も また一歩前に進みます!