農業

無農薬・無肥料の自然農法を始めた理由は?実は○○のためでした!

田植え

「自然農法を始めた理由は何だったんですか?」

というご質問を時々いただきます。

そんな場合は得てして

  • 自然を大切にしたいから、とか
  • 子どものたちの未来のために、とか
  • 食べてくださる人の健康のために、とか

ありきたりで無難なお答えをしてしまいます。
(だって、その場の会話をスムーズに流したかったり、初対面の人の場合は「変な人」とは思われたくないですもん(^^;)

ですが、本当の理由は実は違います。

本当の理由……。それは、“お金のため”です。

自分の気持ちに素直に従う

こんにちは!「農マドワーカー」のつじばやしです。このブログを訪れてくださって、本当にありがとうございます!

昨日の記事では、このブログを始めた理由として「インターネットをもう一度楽しむため!」ということをお話しさせていただきました。

今日はそれに続いて、インターネットでの文章の書き方をお話ししようかと思ったんですが、ブログの記事作成画面を開いたところ

「農業を始めたきっかけについて書きたいなぁ」

という想いが浮かんで来たので、それに素直に従って記事を書いて行きたいと思います。

こんな風に、「気持ちに素直に従う」というのが、インターネットで文章を書く秘訣だったりするんですよね。多くの人が、ブログ記事を書こうとすると

  • 何か特別なことを書かないといけない!
  • すごいブログを書いている人がいっぱいいるから、自分もそうならないと!

みたいに考えてしまうんですが、そこから始めると書くことを継続できません(^^; かく言う僕も、しばらくそんな状態に陥っていたので、偉そうなことを言えた立場ではないのですが、無理に背伸びしたり誰かの真似をしようとするのは挫折の元です。

「ブログを書く」「インターネットで発信する」というのは、楽しく継続してナンボですから、

  • ありのままの自分で
  • 素直な飾らない言葉で
  • 今の気持ちに従って

書いていくというのが最大のポイントです。

詳しくはまた別の記事に書きたいと思っていますが、「まずは僕自身が実践しよう!」ということで、

「農業を始めたきっかけについて書きたいなぁ」

という気持ちに素直にしたがって、今日は書いていきたいと思います!!

……というわけで、めっちゃ脱線してしまいましたが、本題の“農業を始めたきっかけ”について書きます!!

自然農法を始めた理由

僕は大阪の郊外で、細々と無農薬のお米を栽培しています。また、「無農薬」だけではなくて、肥料も使っていません。化学肥料だけではなくて、牛のフンなどの有機肥料も使っていません。

こういった無農薬・無肥料の栽培方法を、「自然栽培」とか「自然農法」と言ったりしますが、そういった農業をしていると、ご興味を持ってくださる方が多いです。

【注1】
実は、「無農薬」とか「無肥料」という表示をして農作物を販売するのは、公的機関の照明がないと法律違反とされています。ですので、本来は正確な表現ではないのですが、ここではわかりやすくするために、この表現を使わせていただきました。

【注2】
そして、「自然栽培」や「自然農法」という言葉の定義についても様々な意見があります(^^; 「提唱者の○○さんのやり方しか“自然栽培”とは言えない」とか「この組織が認めたものしか“自然農法”とは呼ばない」とか……。正直なところ、たくさんの意見や主張があって訳がわかりません。ですので、これに関しても、あくまでわかりやすくするために、この言葉を使わせていただきました。

それゆえに、「なんで自然農法を始めたんですか?」というご質問をよくいただくのですが、僕が自然農法を始めた理由は、実は……

お金のため

です。

はい。念のためにもう一度繰り返すと、僕はお金のために自然農法を始めました!

儲けるためではなく継続するために

あ。でも、こんなことを言うと誤解されるかもしれません。

  • 「てめー、農作物を高く売るために無農薬にしたのかよ!」
  • 「頑張ってる風に見せて、結局は儲けたかったのかよ!!」

という風に(^^;;

けれど、「お金のため」と言っても、僕が自然農法に取り組む理由は“儲けるため”ではありません。どちらかと言うと“経済的な視点で農業を考えたから”という方が正確です。

でも、この“経済的な視点”って意味がわからないですよね? なので、自然農法を始めた理由を聞かれたときに無難な回答しかしていないのですが、ここでは出来るだけ丁寧に説明させていただくと……

“経済的な視点”というのは、既存の農薬や化学肥料を使った農業というのは、外国からの輸入資材に頼っているため、海外との関係で何か起こったときに継続できなくなる

ということです。

これでも意味がわからないかもしれません。なので、次からさらに詳しく説明していきます!

“原料”を外国からの輸入に頼る農業

「食料自給率」という言葉をお聞きになったことがあるかと思います。「日本にある食べ物のうち、どれくらいの割合が国内で生産されたものか?」をパーセンテージで表したものですね。

僕が農業を始めた当初、この食料自給率は「およそ40%」と言われていました。つまり、国内にある40%の食糧は日本産で、それ以外の60%は外国からの輸入だ、ということです。

正直なところ、この「食糧自給率」の考え方には、

  • それはカロリーベースの計算だから間違っている!
  • 金額面で計算すれば、自給率はもっと高い!!

といった意見もあり、どういった視点で見るのかでその後の結論や論理が変わってきます。

ですが、僕はこれともまた違った視点で食糧自給率を見ています。それは……

食糧を生産するための原料は、どこから入手しているのか?

という視点です。

先ほどの「食料自給率40%」というのは、国内で生産されている食糧の割合を示しています。ですが、その食糧を生産するためにも“原料”が必要です。

この“原料”にあたるのが、農業の場合では農薬や肥料になります。なぜなら、お米や野菜を育てるときには、この二つの要素は不可欠ですから。

特に肥料については、作物に養分を与え成長を促進させるものですから、“原料”としての要素を強く持っていると言えます。

では、現代の農業で使われている肥料は、どこから入手しているのか?

答えは、日本国内ではなく外国です。しかも、現代の農業では主に化学肥料が使用されますが、化学肥料はほぼ100%を外国からの輸入に頼っていると言われます。
(すみません……今は自分の記憶だけで書いているので、データが掲載されているサイトの引用ができないのですが)

こう考えるとどうでしょうか? 先ほどの「食料自給率40%」というのが崩れて来ます。

  • 確かに国内で生産されているのは、40%くらいあるのかもしれない。
  • けれど、農業の場合、化学肥料を使った方法であれば、その原料はほぼ100%を外国に頼っている。
  • となると、外国から化学肥料の輸入が途絶えれば、食糧は生産できなくなる。
  • そもそも、食糧を自給できているとは言えなくなる

という風に考えることができるのです。

日本の経済力が落ちたときのために

もちろん、これはあくまで「外国からの輸入が途絶えたとき」であって、日本が諸外国と友好関係にあって、かつ円滑な貿易ができていれば問題はありません。

ですが、ぶっちゃけて言ってしまうと、「これからの日本に円滑な貿易を保てるほどの経済力は無いだろう」と考えています。

少子高齢化はもちろん、失われた20年をずっと引き摺って明確な経済成長の要素が見られません。かつ、諸外国の経済成長は著しく、日本は完全に置いてきぼりを食らっています。

このまま進めばどうなるか?

化学肥料を輸出している他国の方が経済力が増し、日本に輸入する際の価格が高くなってしまう、ということが容易に想像できます。
(ちなみに、日本が化学肥料を輸入している先は中国です)

つまり、農薬や化学肥料を使った農業生産を続ければ、その原料である化学肥料が高騰して継続できなくなる可能性が高い、ということなのです。

しかも、化学肥料が高騰してから手を打っては手遅れです。仮に化学肥料から国内産の有機肥料(あるいは無肥料)に切り替えても、農地はすぐに対応できません。化学肥料の栽培と有機肥料または無肥料の栽培は、土台の環境が全く異なるので、切り替えに数年単位の時間がかかるのです。

ですので、もし化学肥料の価格が冒頭したり、万が一、海外からの輸入がストップしてしまうと、化学肥料での生産に頼っている日本の農業は壊滅的な打撃を受けてしまう可能性があります。

こんなことを考え、僕は化学肥料での栽培をしないことを決めました。また、化学肥料とセットで考えられる農薬の使用もやめたのです。

自然農法は長期的な視点でお金になる

いかがでしたでしょうか? 当初の「お金のため」というところから、どんどん話を進めてしまったので、追いつけなかったかもしれません。
(正直なところ、自分でも若干まとまりがつかなくなってます。なので、いずれ修正するかも……(^^;)

ですが、要点をまとめると

  • 農薬と化学肥料に頼る農業は、経済的な視点から見て危険
  • なぜなら、化学肥料は外国からの輸入に頼っているため、輸入がストップしたら国内で食糧を生産できなくなる
  • 化学肥料に頼らない栽培方法の方が、長期的な視点で見ると実は経済的

ということになります。

そう。「長期的に見て経済的」なんです!(今、自分で書きながら、ようやく繋がった( ̄▽ ̄;;)

これが「無農薬・無肥料の自然農法を始めたのは、お金のためです」とお答えする理由です。

一般的な答えではないかもしれませんが、他にはない視点だと思うので、何かしらご参考になるところあれば幸いです(^^)

それでは、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!