社会

消防団って必要?その存在意義を考えてみる

消防団って本当に必要?

当サイトをご覧いただき、ありがとうございます! 「農マドワーカー」の辻林です。

本日は地元の消防団による防災訓練。朝の6時半ごろから出かけておりました。

消防団は本当に必要なのか?

僕は消防団に7年ほど所属させていただいているので、こんな感じで定期訓練だったり、地域の行事などで出て行くことになります。

正直なところ、それが面倒に感じることもあります(あ。こういうの言ったらマズイかな……(^^;)。今日も、できれば農作業をしたい日だったりします。先月の雨続きでなかなか進まなかったお米の収穫作業をしたいですし、その先の販売の準備もしたいです。こうやって時間を拘束されるのは、やはりデメリットと言えます。

それに、最近の傾向として、地元の火事もめっきり少なくなりました。火事があった時は、消防団に召集がかかるのですが、ここ数年は一年に1〜3回くらいです。建築技術が進んでオール電化なども広まっているので、火事そのものが少なくなっているんですね。

ですので、「果たして消防団が本当に必要なのか?」という疑問もあるわけです。

ただ、結論から言うと、僕は消防団はある方が良いと思っています。

“万が一”に備えて消防団は必要!

今「火事が少なくなっている」と書きましたが、本当に稀に大きな火事が起こることがあります。3年に一度くらいのペースでしょうか。地域の中で大規模な火事があって、消防隊員さんも消防団員も総出で消火に当たったことがありました。こちらのサイトにあるように、ニュースになったこともあります。

だから、万が一のことに備えて、消防団という仕組みは必要だと思うのです。

あ。ここで念のためにお話ししておくと、消防隊員さんと消防団員は全く違うものです。

  • 消防隊員→市など行政機関の消防署で働く専門の職員さん(公務員)
  • 消防団員→本業の仕事を持ちながら地域のボランティアとして防災や消火に当たる一般人

ですので、あくまで一般市民が自由意志や地域貢献の意味で集まっているのが消防団になります。
(正確には、消防団員でも出動しているときは、その時間だけ「公務員」という扱いになります。ただ、それを言い出すと複雑になるので、ここではわかりやすく「ボランティアの一般人」としておきます)

たしか、ルーツをさかのぼると、江戸時代に消火に当たった人たちにたどり着くとか。よく『暴れん坊将軍』に出てくる「め組」のような人たちですね。あんな感じで、地域の人たちが集まって、自分の村や町の防災に当たるのが消防団なのです。

そんなルーツや組織形態ということもあって、“地域の繋がり”という意味合いも強いです。

“地域の繋がり”を守るために

正直なところ、こういった“地域の繋がり”は薄れる傾向にあります。

我が家は大阪にありますが、中心部から離れた郊外なので山や田畑が多く、近隣の結びつきの強い地域です。今の住所は「○○町」ですが、長いこと「村」だったこともあり、今でも地元のことを「ムラ」という人たちが多いです。ですので、僕もご近所さんのことを「ムラの人」と言ったり、「ムラの集まりがあって」という言葉を使ったりします。

けれど、そういった「ムラ」の結びつきも、どんどん薄れてきました。僕が子どもの頃は(あ。僕は現在36歳。1981年生まれです)、町内に「子供会」というものがあって、小学生が集まる組織がありました。その子供会で遠足へ行ったりソフトボール大会をしたり、そんな行事をしていました。ですが、近年、その子供会は無くなってしまったのです。子供が少なくなって、参加する人もいなくなったというのが原因でした。

また、うちの町内では老人会も無くなりました。たしか僕が会社勤めをしている頃で、地域のことに関わっていなかったので、詳しい経緯は知りません。ですが、お年寄りたちが増えているにも関わらず、こういった会が無くなるということも起こっているんです。

ですから、“地域の繋がり”の意識が年々低くなっていると言えるのです。

災害の時は“地域の繋がり”が頼り

けれど、個人的には“地域の繋がり”はとっても大切だと思っているんです。どうしてかというと、万が一、何かが起こったときに助け合えるのは、物理的の近い人たちだけしかないと考えるからです。

この“万が一”というのは、わかりやすく言えば地震や台風などの災害のことですね。あまり災害のことは考えたくないですが、客観的な事実として、いつ起こるかわからないものです。それに、どこで起こってもおかしくはありません。

そんな場合、水道や電気といったライフラインが寸断され、電話やインターネットなどの通信網が使えなくなれば、頼りにできるのは地元の人たちだけです。

現代は本当にスゴイ時代で、スマホ一つで世界と繋がれるようになりました。僕自身もインターネットを使ってお仕事をさせていただいています。インターネットのおかげで、遠くの国の人とも知り合えるようになりました。

けれど、どれだけ技術が発達しようと、どれだけインターネットが普及しようと、ずっと使えるという保証はありません。先ほどの“万が一”の災害が起これば、ネットに接続できなくなることだって起こるわけです。

それに、普段当たり前のように使っている電気や水道、ガス、自動車などなども、“万が一”の時には使えなくなる可能性があります。

そんなとき、頼りにできるのは“人”の力です。皆で助け合って、食糧を分け合ったり、環境を整備したり、共に生きる環境を整えるしかありません。

そして、それは“物理的に近い”人たちに限られます。

ネットの繋がりが役に立たなくなるとき

ネットでどれだけ沢山の人と繋がっていようと……例えば、Facebookのお友達が1,000人以上いようと、Twitterのフォロワーが10,000人以上いようと、“万が一”の時には助けに来てはもらえません。結局のところ、近所に住む人たちと助け合うしかないわけです。

こういった意味で“地域の繋がり”というのは、とても大切だと思います。

消防団はまさに、こういった“地域の繋がり”によって成り立っているものです。しかも、“万が一”のときに地域の人たちをサポートする役目を担っている組織でもあります。

ですから、どんなに時代が変わろうと、消防団は必要だと思うのです。

消防団の持つ意義

今日の防災訓練にも、地元の校区とお隣の校区の消防団が集まり、その地域の町内会の方々も沢山来てくださいました。正直なところ、全員が全員「喜んで参加している」「意欲に燃えている」というわけではありません。けれど、たとえ形式的であったとしても、こういった行事は必要だと思うのです。

それは、先ほども言ったように、“地域の繋がり”を確認しあうため。そして何よりも、“万が一”の事態に備えるため。

そういった意味で、消防団って、とても意義のある仕組みだと思うのです。

この記事の最初では、「面倒に感じることも……」と書いてしまいましたが、こうやって文章にしながら考えてみると、やっぱり大切にしたいですね。参加させていただけることに感謝です。

今日の防災訓練も無事に終わり、あとは歳末の夜間警戒が待っています。それも、“地域の繋がり”を大切にしながら取り組みたいと思います!

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください