メンタルマネジメント

ガッカリしたときの対処法とは?心の裏にある驚異のメカニズム

ガッカリ

ガッカリする出来事がありました。

ここのところ、自分の心を整えることを意識していたので、落ち込んだりガッカリしたりすることは少なかったのですが、久しぶりにガクッと落ち込みました(^^;

ですが、ネガティブなことを書くつもりはありません。

  • 人はなぜガッカリしてしまうのか?
  • ガッカリしないためには、どう対処すればいいのか?

を今日は書いていきたいと思います。

人が落ち込む原因は「期待」

人がガッカリしてしまう一番の原因は、先に結論を言ってしまうと、「期待しているから」です。

  • 人に対してであれば、「○○さんは、これくらいのことをやってくれるだろう」
  • 人以外に対してであれば、「きっとこんなことが起こるだろう」

そんな風に、「未来にきっとこうなるに違いない」という想いを抱いていると、それが実現しなかったとき落胆してしまうのです。

一言で言えば、「裏切られてしまう」ということですね。

今回の僕がガッカリした原因も、まさにコレでした(^^;;

僕はインターネット関連のサポートをする仕事をしており、数ヶ月間に渡ってインターネットの使い方を教える活動をしていました。その中のお一人からご連絡があったのですが、今までお教えしてきたことが全く伝わっていないということが判明したのです……。

本当にショックでした。

僕としてはすごく丁寧にお教えしてきたつもりでしたし、同様に学んでくださっている他の方からは「わかりやすいです!」というお声をいただいていました。ですが、その方に対しては全く伝わっておらず、何も進展されていないことがわかったのです。

つまり、「僕がお教えしたことを吸収して実践してくださっているだろう!」という期待が見事に裏切られた、ということなんです。

あ。でも、その方が悪い訳ではないですし、責めている訳でも全くありません。学ばれていなかったのは、その人個人の自由と責任ですし、僕の教え方にどこか問題があったのかもしれません。そこはまだわかりません。

ですが、ここで問題となるのは、「僕が期待してしまっていた」という事実です。この期待は相手から求められたわけでは全くありません。僕が勝手に期待してしまっていたのです。そして、その期待が実現していなかったから、僕は勝手にガッカリしてしまったのでした。

ですので、今回のガッカリの原因は、全て僕の中にあると言えるのです。

人は無意識に期待してしまう生き物である

ここでさらに踏み込んで考えてみると、「期待が無意識に生まれていた」ということが大きなポイントになります。

僕はその方に対して「期待しよう!」と思っていたわけではありません。「何か見返りが欲しい」とも思っていないですし、何か特別な接し方をしていたわけでもありません。

僕の中でいつの間にか、「これくらいは、きっとやってくれているだろう」という気持ちが芽生えていたのです。自分では全く意識せずに“期待”してしまったということなんです。

それが今回、ご連絡をいただくことにより、「お教えしたことが伝わっていなかった」ということが判明し、「“期待”が裏切られる」という結果になりました。そして同時に、「自分は無意識の“期待”を抱いてしまっていたんだ」ということも気づくことになったのです。

こういったことは、僕自身の人生の中で多々ありました。

  1. いつの間にか何か(or誰か)に期待し
  2. それが実現していないことが判明し
  3. 大きく落ち込む(←でも、これは自分で勝手にやっていること)

という流れで。

これは僕だけではなく、多くの人に起こることでしょう。

そう。人は無意識のうちに期待を抱いてしまう生き物なのです。そして、その無意識の期待が裏切られることで、大きく落ち込むという結果になります。

無意識の期待にどう対処するか?

では、こういった無意識にしてしまう期待にどう対処したらいいのか?

一番に思いつくのは、「期待しないようにしよう!」ということかもしれません。ですが、これは不可能です(^^; なぜなら、先ほど述べたように、期待は無意識のうちに生まれてしまうので……。つまり、「期待が生まれること」を阻止することはできないのです。

となると、何らかの対処ができるのは「期待が生まれた後」ということになります。しかも、仮に生まれたとしても、それに気づくことは難しいので、結局は「自分が無意識に期待していたことに気づいたとき」となります。

そして、この「あ。自分で期待していたんだ」と気づくのは、「期待が裏切られたとき」です。……少し悲しいことではありますが(^^;

そう。つまるところ、無意識の期待に対処できるのは、ガッカリした後でしかできないのです。

ですが、だからこそ、この「ガッカリしたときに、いかに対処するか?」が、めちゃくちゃ重要になってきます。

今回の“ガッカリ”から何を学ぶか?

では、どうすれば良いかなのですが、一言で言うと、「ガッカリしたとき、その出来事から何かを学び取ること」です。

ガッカリする出来事が起こってしまったのであれば、将来同じことでガッカリしないように、原因となった“無意識の期待”を分析するのです。

例えばですが、

  • その“期待”を、なぜ抱いてしまったのか?
  • 同じような期待を、過去にも抱いたことがなかったか?
  • どういうときに、自分は期待を抱いてしまうのだろうか?

と、過去を振り返りながら、自分が無意識に期待を抱いてしまうパターンを探っていくのです。

今回の僕のケースで言えば

  • 僕はその人に対して、できるだけわかりやすくインターネットの使い方を教えていた。
    その活動にとても一生懸命に取り組んでいたので、評価が成果を見たかった。
  • そういえば過去にも、一生懸命取り組んだことに対して評価や成果を期待してしまい、それが叶わずにガッカリした経験があった
  • どうやら自分が夢中で取り組んだ活動や、誰かのために一生懸命になると、評価や成果を求めてしまい、それがガッカリの原因になっている

という感じで分析しています。

こうやって冷静に振り返って見ていくと、自分なりの「期待していまうパターン」や「ガッカリパターン」が浮き彫りになってきます。そういったパターンが見えれば、次に同じような状況になったときに気付きやすくなります。

  • 「ん? 僕は今、誰かのために一生懸命になっているな……。期待しちゃっていないかな?」
  • 「評価や成果を求めていないかな? うん……やっぱり求めているなぁ。このままだとガッカリしてしまうパターンだ」

という感じで、自分を冷静に見つめることができるので、期待が大きくなることを防げたり、ガッカリすることを事前に想定できたりするのです。

もちろん、期待を無くすことはできませんし、ガッカリを完全に防ぐことはできません。なぜなら、期待は無意識に生まれてしまうものだから……。

ですが、パターンの分析を積み重ねていくと、徐々にガッカリする頻度が少なくなって行きます。人に期待することも少なくなっていくのです。

相手の領域と自分の領域を線引きする

「人に期待しない」というのは、一見すると悪いイメージかもしれません。「相手に何も望まない」「自分は関係ない」「相手に立ち入らない」というのは、冷たい人間関係に見えてしまいますから。

ですが、「期待しない」というのは実は、「相手を信じている」ということです。なぜなら、「相手の考えや行動は、全てその人の責任であり、その人の自由である」という覚悟が根底にあるからです。

でも、これって当たり前のことですよね? 人間誰しもが自分の行動や考えに責任を持ち、自分自身の判断の元に自由に動くものです。まだ判断能力のない幼い子どもは別にして、大人であればそうやって自立した考えや行動を取りたいはずです。

では、「期待して」しまうとどうなるのか?

期待というのは、「相手に対して、自分の願いや理想を叶えて欲しい」と考えることです。よくあるのは、

  • 自分の子どもに対して、学校で100点を取ることを期待する
  • 好きになった相手に対して、自分のことも好きでいて欲しいと期待する

といったケースですね。これらも、「自分の願いや理想を相手に実現して欲しい」という考えがベースになっています。

つまり極端に言えば、「期待」とは「相手をコントロールしたい」ということなのです。

今回の僕のケースで言えば、僕は一生懸命インターネットの使い方をお伝えしていたので、

  • インターネットが使えるようになっていて欲しい
  • いや。使えて当然になっているはず!
  • 使えるようになっていろ!!!!

と思ってしまっていました(=無意識の期待を抱いていた)。これって、完全に相手をコントロールしようとしていますよね……。

僕は相手の方に対して、自分の思い通りになってくれることを願い、さらには「相手の方がそれを実現してくれれば、自分の頑張りが報われる!」と考えてしまっていたのです。
(なんてヒドイ奴なんでしょう!!)

いかがでしょう? ちょっと極端に書いてしまいましたが、「期待する」ということがどれだけヒドイことか、おわかりいただけたのではないでしょうか。

「期待」とは、本来入るべきでない他人の領域まで踏み込み、相手をコントロールしようとする行為です。それに、相手がその期待に応えてくれなければ、ガッカリしてしまいます。

ある意味、自業自得ではあるのですが、こんな風に「期待」によって相手の領域に踏み込むことで、あらゆる悲劇が起こってしまうのです。

では、どうすればいいのか?

答えはシンプルで、「相手の領域と自分の領域をきちんと線引きする」ということです。

最近有名なアドラー心理学では『課題の分離』とも呼ばれますね。相手の領域と自分の領域とをきちんと見定め、相手の領域には踏み込まないように気をつけるのです。

そうすることで、

  • 相手の考えや行動は、全てその人の責任であり、その人の自由である
  • そして、自分の考えや行動も、自分自身の責任であり自由である

という互いに自立した関係を構築することができるのです。

些細な出来事の裏に大きな学びがある

今回僕は、自分以外の人に対して過度な期待を抱いてしまい、ガッカリすることになってしまいました。

けれどそれは、自分が無意識に相手をコントロールしようとし、その人の行動によって自分の達成感を味わおうと考えてしまっていたからです。

つまり、「相手の人に依存してしまっていた」とも言えるでしょう。

そして、この“依存”はこちらが勝手に設定したもので、相手の同意を得たものではありません。であれば、当然のことながら、それは崩れてしまいました。

こんな風に、日常の些細な出来事であっても、その背景にある心理を考察していくと沢山の学びがあるのです。

「ガッカリする」というのは多くの人が経験することでもありますし、あなたが次にガッカリする出来事に出会ったときには、その背景にあるものを見つめてみてください。

そのときに今回の話が役立てれば嬉しいです(^^)

ABOUT ME
つじばやし@農マドワーカー
つじばやし@農マドワーカー
「ノマドワーカー」ならぬ「農マドワーカー」です。 地元の田んぼで無農薬のお米づくりをしながら、IT関連のお仕事をしています。 ブログは毎日更新しているので、よかったらまた遊びに来て下さいね!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください